わるいてぐせ

適当なことを適当な時に書きます

第7回SPLオフに参加した話

こんにちは、つるあしです。

 

今回はSPLオフで使った構築やそれに関する裏事情を書こうかなと思います。長いうえにおそろしく為にならないことが書いてあるので半分くらいは飛ばしてくれて構いません。

 

 

目次

 

 

① SPLオフ前日・朝

自分はWCS2018ルールで参加したのだが、この段階でまだパーティが完成していなかった。というかパーティ案も無かったのでいっそのことQRで出ようかと思ったが、せっかくの大規模オフなので自分で構築を作ることにした。

 

威嚇ガオガエンが解禁されてからちょっと使いたいなーとは思っていたのでガオガエンは採用。ガオガエンに強いポケモン(それ以外にも十分強いけど)ということでカプ・レヒレを採用。安直にダブルバトルということでランドロスを採用…と、ここまででWCSランキング上位の3匹を使うことを決定した。

 

残り3匹悩んでいたところでTwitterに「アローラペルシアン」なるワードが流れてきて面白そうだったので採用。威嚇2枚に加えて捨て台詞まで使えるようになったため足止めとなるメガゲンガーをメガ枠で使うことにし、火力の補強で高速アタッカーであるカミツルギを入れてパーティが完成した。以下で個別に紹介する。

 

使用構築

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霊獣ランドロス@地面Z

意地っ張り 威嚇

地震 岩雪崩、叩き落とす 守る

 

強いポケモンガオガエンをワンパン出来る(というか大体ワンパンできる)地面Zを採用したが、思いのほか宙に浮いているポケモンが多かったのでスカーフでよかった気がする。ただ、守るが使えるランドロスは強かったので他の持ち物も試してみたい。

 

 

ゲンガー@メガ石

臆病 呪われボディ→影踏み

シャドーボール ヘドロ爆弾 道連れ 守る

 

威嚇や捨て台詞で能力値を下げたポケモンを逃がさないようにする役。普通に火力もあるためカプ系にも強い。とある理由で今回1回も使わなかった。何があったかは後述。

 

 

カミツルギ@気合の襷

陽気 ビーストブースト

リーフブレード スマートホーン 聖なる剣 見切り

 

超高速から超火力を叩き出す紙。最後まで持ち物に悩んだが行動保障のある襷を採用した。大事な場面でちゃんとHPを削ってくれる良いポケモン

 

 

カプ・レヒレ@ウイの実(半分回復実)

控え目 ミストメイカー

ムーンフォース 濁流 冷凍ビーム 守る

 

濁流は最強。濁流の命中率は85なので2体に当てる場合、命中率は170となり必中となります。

正直な話、濁流がほとんど外れなかったおかげで勝ったみたいな試合が多かった。当てるだけにとどまらず命中を下げ、そしてちゃんと避けるので本当に偉いポケモンだった。運勝ちといわれてもしょうがない。ランドロスに冷凍ビームが刺さったり、ムーンフォースでゴリ押ししたりと活躍の場が非常に多かったポケモン

 

 

ガオガエン@突撃チョッキ

意地っ張り 威嚇

フレアドライブ 叩き落とす とんぼ返り 猫騙

 

最近はやりの猫。あまり選出することがなかった。耐久はそこそこあるものの、こちらからの攻撃が刺さらないことが多かった。ただ、やはり威嚇+猫騙しは強かったので今後使い方を学んでいきたい。

 

 

アローラペルシアン@バンジの実(半分回復実)

臆病 ファーコート

イカサマ 凍える風 捨て台詞 猫騙

 

今回かなり役に立った猫。使用感としてはかなり良いポケモンだった。凍える風のS操作や隣交代タイミングでの捨て台詞で横にずれたりするなどトリッキーな動きが出来たので期待以上に活躍してくれた。反省点としては半分回復実があまり発動しなかった点。持ち物はオボンが無難かと思う。

 

 

② SPLオフ前日・昼~夕方

とりあえず構築案は出せたのでパーティ作成に移った。この時点で厳選が終わっているポケモンカミツルギとゴースしかいなかったため、手っ取り早く厳選できるアローラニャースから厳選を始めた。が、実はこのポケモン臆病なのに猫騙しを使用するのでAを妥協できないのである。理想個体(厳密には5VでAがU)を出すのにかなりの時間がかかった。

 

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▲厳選の途中で生まれた色違い。4Vだったので使用には至らなかった。

 

 

次にカプ・レヒレのレベルを100にする作業に取り掛かった。が、なんとFCが600しかなくまさかの無限回話をする羽目に。しかも飴もBPも無かったので別ROMに移し替えレベルを上げる事になった。この時点でかなり精神的に疲れた。オデノカラダハボドボドダ!

 

 

コラム:なぜテスト前に部屋の掃除をしたくなるのか

 

さて、皆さんはテスト前に無性に部屋の掃除をしたくなったこと、またはしてしまったことはありますか。掃除はなくてもゲームをしちゃった経験なら身に覚えのあるオタクは多いのではないでしょうか。なぜ人はテスト前に関係ないことをしたくなるのでしょうか?少し気になったので調べてみると、この現象には獲得的セルフハンディキャッピングという名前が付いていました。まずはセルフハンディキャッピングについて見てみましょう。

 

セルフ‐ハンディキャッピング【self-handicapping】

心理学の用語で、たとえ失敗しても自尊心を保てるように、あらかじめ自分にはハンディキャップがあると主張したり、実際にハンディキャップを作り出してしまうことをいう。

self-handicapping(セルフハンディキャッピング)の意味 - goo国語辞書

 

獲得的セルフハンディキャッピングとは自らハンディキャップを生み出すことを言います。このセルフハンディキャッピングには予防線の役割があります。失敗してもハンディキャップのせいに出来ますし、成功すればハンディキャップがありながらも成功したということで自己のイメージアップに繋がるわけです。

このセルフハンディキャッピングをする度合をセルフハンディキャッピングスケールと言い、この値が高い方がセルフハンディキャッピングをしやすい事になります。とある研究でこの値が低い運動選手は重要な試合の前には練習量が増えるのに対して、高い選手は練習量が増加しないことがわかったそうです。さらに面白いことにセルフハンディキャッピングスケールが低い人に比べ高い人の方がこれらの試合を重要なものに感じている様なのです。

つまり、与えられた重要な課題について自分の実力がそれに伴っていないとわかった時、課題に対するモチベーションが低下し結果的に努力量が低下するということになります。テスト前に掃除をする人は「そのテストが自分にとって大事なものである事はわかっているが、点が取れる気がしないので予防線を張っておこう」という思考のもと部屋をキレイにしているわけです。ちなみに僕はそもそも部屋の掃除をしません。

努力なくして成功することはありません。これからはテスト前にこれらのことを思い出し、予防線を張る前にまずは行動することを意識してはいかがでしょうか?

 

参考文献:伊藤忠弘 (1992) 「セルフ・ハンディキャッピングの研究動向」,『東京大学教育学部紀要』31,p.153-162,東京大学教育学部

 

 

③ SPLオフ前日・夜

精神的疲弊により頭のおかしくなった僕はデレステのガシャで出てくる履歴書を作成していた(なぜこのタイミングでこんなことをしようとしたのかは直前のコラムを見てほしい)。凝り性であるため作るならちゃんとしたものを作ろうということでガシャの画面をスクショし(Google画像検索でよかったのにね)小一時間かけて完成させた。ガシャの時点では趣味より下の部分が見えなかったため採用者側記入欄を設けた。

 

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▲完成した履歴書。任意の写真と好みのタイプ付箋を貼るとアイドルになれる。

 

 

前回出たSPLオフでも例のデカい名札を作っていったし今回も面白グッズを作ろうということで作ったのだが、ここで問題が生じた。

それは「使い勝手の悪さ」である。

例のデカい名札は当然名札であるのでどの交流会、オフでも腐ることなく装着することができる。しかし、今回の履歴書は自己満足の域を出ない、言わばパーティーグッズである。自己紹介の時に出そうかと思ったがどんな顔してコレの説明すればいいかわからないし、第一そんな勇気は持ち合わせてなかった。

 

かくして需要のないネタグッズ作成を終え、多くの時間を溶かしたオタクに残された時間は8時間となった。

 

 

 コラム:なぜウルトラワープライドはクソと言われるのか

 

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ウルトラワープライドに関する過去の記事はこちら。

 

 

本題に入る前に前回の記事で触れなかったことについて書こうと思います。それはソルガレオルナアーラの違いです。

 

基本はウルトラサンならルナアーラ、ウルトラムーンならソルガレオになっていますが、ライドするポケモンはウルトラメガロポリスで変更することができます。

さて、巷では「乗るならソルガレオ」「ルナアーラに乗るとかありえねぇ」などという声がちらほら聞こえてきます(?)が、なぜソルガレオの方が優れていると言われるのでしょうか?実際に聞いてみた結果、主に2種類の理由がありました。

1つは当たり判定です。ルナアーラは大きく翼を広げているためそのぶん判定が大きくなるというものです。もう1つは視界、前の見やすさです。同じく広げた翼で前が見えないという意見がありました。コンパクトに収まっているソルガレオはこれらに該当しないため選ぶならソルガレオという人が多いようです。

 

なるほど、と言える理由ですが本当にそうでしょうか?自分はウルトラムーンでありながらルナアーラに乗るほどのルナアーラ派なのでこれらの意見に物申したくなります。というわけでソルガレオルナアーラで数回乗り比べをしてみました。

まず1つ目の当たり判定ですが、ルナアーラの翼に当たり判定はありません。判定は中央の体にあります。2つ目ですが、実はルナアーラの翼は広げっぱなしなわけではなく羽ばたかせているため視界が遮られることはまずありません。また、ルナアーラ自体が薄いため翼が邪魔に感じることもないと思います。

 

というわけでライドするポケモンはどちらも変わりません。僕はソルガレオが宙を走ったり疲れて止まってるのを見るのが腹立つのでルナアーラに乗っています(ここでソルガレオ過激派に背中から刺される)。余談ですが、あの記事を書いた3日後に記録を更新しました。6829光年なのですが7000まで行った人がいるという報告を受け震えています。自分ももっと遠くまで行けるよう努力します。

 

 

前置きが長くなりました。ここからが本題です。

ポサ員は度々「ウルトラワープライドはクソ」と言います。ワープライドの楽しさを伝えるため記事を書いたのに一向にワープライド民は増えていません(つるあし調べ)。

クソと言われるからには理由があるはずです。では一体ウルトラワープライドはどこがクソだというのでしょうか?見ていきましょう。

 

・カーブ:前の記事でも書いたように1500光年くらいでちらほら出てくるカーブですが、大体これのせいで失敗します。前が見にくかったり遠近感が掴めずビリビリにぶつかってしまうので早急に改善すべきだと思います。

 

・ 操作性:意外な点でした。自分はもう慣れてしまった為見落としていたのですが、そもそもウルトラワープライドが下手な人は準伝を捕まえるのに死ぬほど苦労します。もっと簡単な操作でもよかったと思うのですが…。準伝を厳選させまいとする意志が見える気がします。

 

・ワープホールの出現がランダム:準伝ワープホールは必ずしも出てくるとは限りません。「〇〇光年にはこのポケモンが出るワープホール!」とかにしてほしかったです。普通のワープホールでもたまに準伝が出るのが救いかなと思います。

 

・出るポケモンがランダム:こっちの方が深刻です。「やった!準伝ワープホール入ったぞ!早速厳選だ!」「ばりゅるるるるーっ!」これはシャレになりません。全ての苦労が水の泡です。かなりの人がこれに不満を持っているかと思います。

 

と、様々な理由を挙げてきましたが、おそらく最もクソな点はウルトラワープライドで準伝を厳選をしなきゃいけない事だと思います。ワープライドも出るポケモンもランダムですからね。もうランダムオブランダムですよ。やってられません。しかしアローラマークがないと出れないルールもありますし厳選しなきゃいけないのも事実です。次回作ではもっと簡単に厳選できることを願っています。

 

 

④ SPLオフ当日・早朝~昼

 日付が変わった直後くらいにランドロスの厳選を始めた。正直、ウルトラワープライドには慣れていたので厳選も楽なものだろうと高を括っていたのだが蓋を開けてびっくり、とんだクソゲーだった(どれほどクソかは直前のコラムを見てほしい)。残り時間8時間のうち2時間を費やしたが遂に眠気に負け睡眠時間として1時間を消費。起きて厳選を開始して1時間でようやくランドロスをゲットした。

威嚇ニャビーは孵化余りを頂いたのでこれにて全てのポケモンの用意が出来た。あとは育成を残すのみである。

ランドロスに銀冠を投げるため再び無限回話をすることになったがフェスハッピーを引きレベル上げは30分程度で終了。全ポケモン努力値を振りレベルを上げ終わったところで丁度家を出る時間となり、意識が朦朧としながらも会場に向かった。

 

会場に行く途中でパーティを組んでみるとガオガエンの持ち物である突撃チョッキを持っていないことに気付く。必死にBPを集めるも教えわざを覚えさせていない事を思い出し結局チョッキは借りることに。自己紹介の時間を使いようやくパーティが完成した…と思われた。

第一試合開始時、パーティ選出の時点で恐ろしいことが起きる。出せないポケモンがいるというのだ。そのポケモンとはゲンガーである。なんとボックスの適当な孵化余りを育てたらそいつにアローラマークが無かったのである。

幸い、試合はまだ開始していなかった(というかできなかった)ので急遽パーティを変えることに。しかし、厳選をムーンでしているのでボックスにろくなポケモンがおらず適当にカプ・ブルル(未厳選)を選択したのだが、カミツルギが既にパーティにいるのでどんだけレヒレに恨みがあるんだ状態のパーティになってしまった。草も生えない。

 

こうして見せポケを加えた6匹(なので実質5匹)での勝負をせざるを得なくなった僕だったが、なんと5勝1敗という成績を収め予選を1位で通過した。 #つるあしの二子玉で買収

まぁシードで上がった本戦では敢え無く撃沈。SPLオフ2度目の予選通過なるも2度とも一回で負けるという、一種のテンプレートを生み出してしまった気がする。ただ今回も非常に楽しいオフだったので機会があれば是非参加したいと思った。

 

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▲珍しくつるあしが勝っている様がうかがえる写真。このあと惨敗する。

 

 

終わりに

珍しくちゃんとポケモンをしました。特にWCSルールはやること自体初めてだったので色々やらかしましたが、自分では褒めてあげたいくらい頑張ったと思っています。SPLオフ主催者様、関係者様、今回対戦していただいた皆様、及びつるあしに構ってくれた皆様、本当にありがとうございました!!

 

 

次回はおそらく27日の交流会の話を書くかと思います。

 

 

それではまた。