わるいてぐせ

適当なことを適当な時に書きます

最近の話

こんにちは、つるあしです*1

 

いつの間にか5月になっていました、という出だしで始まる下書きがあったのですが、いつの間にか6月になっていました。実を言うとブログに書くことが特になくてずっと更新をしていませんでした。下書きの方には「顔で見るドミニオンのカードの強さ」とかいうクソみたいな記事が残してありましたが、『宰相』が安倍晋三に似ている事と『首謀者』が杉田智和に似ている事くらいしか書くことが無かったのでやめました。新社会人になって2カ月が経ったわけですが、大学生だった時とは違って自由に使える時間が大幅に限られてくるため、ブログのネタになるような生産的な事*2をやりにくくなっているという感じがします。

 

では、ここ最近なにをしていたかというと

 

 

おジャ魔女どれみを観ていました。

 

 

某日、某密林最良映像にておジャ魔女どれみの視聴が可能になりました。OPしか知らなかったため興味本位で観始めたのですが、ドはまりしてしまいました。このアニメは通年で放送されているので1期約50話と特撮と同じくらいのボリュームがあります。視聴を始めてから今日でだいたい3週間になりますが、現在3期の20話くらいなので一週間に40話ほど観ている計算になります(は?)。というわけで今回はおジャ魔女どれみについての記事です。

 

おジャ魔女どれみ(1期)

あらすじ:魔女に憧れる主人公・春風どれみは小学3年生。ひょんなことから*3魔女を目指すことになります。しかし、魔女になるためには試験を受けなければならず、魔法を使うためには魔女の店で働かなくてはなりません。一人前の魔女になるために彼女は周りのみんなの悩み事を魔法で解決していきます。

 

ネタバレを極力回避しながらとりあえずあらすじを書きました。別に白い生き物が突然現れて契約をお願いしてきたり魔力によって駆動する機械で敵と戦ったりもしません。2期のあらすじも書きたかったのですが1期のラストからの続きなので「新しい要素が加わってパワーアップしました」くらいしか書けません。気になる人は全部観てください。

じゃあ、一体何がそこまで刺さったのか、自分なりにちょっと考察してみました。

 

・構成

日常系アニメだと思って観始めたのですが、どちらかというと戦隊ものに近い気がします。基本的な話としては、身の回りの困りごとを魔法で解決する回と魔女試験のために奮闘する回に分けられます。前者はクラスメイト1人1人にスポットライトを当てる形式が主で、小学校という舞台を活用した展開としては一般的なものと変わりはありませんが、通年でクラスメイトの話ができる事で1人1人のキャラを深く掘り下げることができるのは強みであると思いました。また、2期、3期でも1期と繋がる話をするためより一層キャラクターについての理解を深めることができるのは良いと思いました。

少し話が逸れてしまいましたが、それぞれの回の構成としては、事件発生→魔法を使用→もう一波乱→解決となります。私の説明力がウンコなせいでこれだけ見るとクソつまんな起承転結に見えるのウケますね。ただ、魔女試験の回のおかげで着地点のふわふわした日常系アニメと違い、しっかり話が進んでいくのがかなりアツいです。どうでもいいんですが、筆者はいわゆる日常系アニメがすごい苦手で、らき某すたは1話で具合が悪くなり、ゆゆ某は1話もちませんでした。これは個人の相性の問題で決してアニメを貶しているわけではない事をご了承ください。ちなみに、某ーきゅうと某ルミーベイベーはコントとして捉えているので無限に観れます。

 

・テンポ

大事なポイントです。作品に限らずテンポというのはとても重要な点で、例えばデーモンハンターをプレイするとき1ターン目にバトルフィーンドから入り、2ターン目にアンバーウィング、3ターン目にサテュロス二連斬と流れを作ることで相手を押さえつけそのまま顔面をボコボコにすることができます。同様におジャ魔女どれみは主人公が魔女を目指すところから始まり、仲間を引き入れ、敵と対立し、新たな力を手に入れ、追加戦士と協力をして最終回を迎えるまでの流れがとてもきれいで、気が付けばこちらの顔面がボコボコになっていました。ネタバレは本当に回避したいのですが、ラストの伏線の回収で感動して変な声をあげました。もともと特撮で慣れていたというのもありますが、40話/週を成しえたのもこのテンポの良さにあると思います。

 

・キャラクター

個人的に作品を好きになる時は基本的にまずキャラクターから好きになる傾向があります。これまた余談ですが、久米田康治先生の描くキャラクターが本当に好きで、某望先生系の個性豊かな人物が次々と出てくるような作品はかなり刺さります。おジャ魔女どれみもこれに近い形で準レギュラーキャラの掘り下げ回をしっかりやってくれるので周辺のキャラを詳しく知ることができ、次第にキャラの感情移入がしやすくなります。例えば、玉木麗香というかなり序盤から登場するキャラクターがいるのですが、このキャラはいわゆる高飛車嫌味悪役系お嬢様です。しかし、そんな彼女の過去を知り、辛い思いを感じる事でただの悪いキャラではないのだと気付かされます。先にも書きましたが、通年という性質を生かしてそれぞれのキャラクターを際立たせてくれるのは非常に良いと思いました。ちなみに、個人的な推しは不良少年の矢田まさるで、荒れてる性格の割にはお化けが苦手だったり、その割には毎年肝試し大会に参加してくれたり、クラスの女子のためにわざと問題を起こしてかばってくれたり、と萌え要素しかねぇとんでもない奴です。レギュラーキャラと公式でカップリングしてくれてるので出てくる度にニヤニヤして見てます。お幸せに。

 

 

最後になりますが、このアニメは子供向けに作ってあると見せかけて大人が観ても面白いように作ってあります。むしろ、大人になってからの方が話の流れや小ネタを理解しやすく面白いです。個人的には「ここで新要素を取り入れて新しいグッズを販売するんだな」とか「ここの話の展開は特撮っぽいな」とか考えながら観てるので大人ならではの観方をしてるのかなと思います。皆さんも騙されたと思って視聴してみてください。

 

 

おジャ魔女どれみを観ろ。

 

 

 

*1:この書き出しは実に1年ぶり

*2:キリンで致す等

*3:便利な表現