わるいてぐせ

適当なことを適当な時に書きます

他愛ない話

関連記事はこちら

tsuruashi.hatenablog.com

 

それなりに時間も経っているので大丈夫かとは思いますが、念のためポケットモンスター最新作のネタバレを含む旨を断っておきます。ネタバレを喰らいたくない方は関連記事の方だけに留めておいてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

剣盾でタイレーツというポケモンが出ました。

 

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コイツです。

よくわからん人のために説明をすると6匹の盾構えたヤツが1列に並んでいるというポケモンです。僕は初見コイツを虫かと思いました。であいがしら使ってくるし、マップでの絵面がどう見てもヨッシーストーリーのムカデそっくりだったので(色合いがマジで似てる)。元ネタはおそらくファランクスでしょう。かくとうタイプポケモンであり、(現時点で)専用技「はいすいのじん」を使うことができます。使うと逃げられなくなる(交代も不可)かわりにこうげき、ぼうぎょ、とくこう、とくぼう、すばやさが1段階上がります。

 

さて、かくとうタイプで且つ集合しているポケモンと言えば、皆さんもうお分かりですね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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コイツです。

誰だよって思った方は関連記事を見てください。

察しの良い方はお気付きかもしれませんが、前回の記事はタイレーツを見て(ナゲキだ…!!!!!)と思って書いたわけです。

 

ここからが本題です。僕はシールドをプレイしていたため知らなかったのですが、ふとソードのタイレーツの図鑑説明を見て驚愕しました。

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ヘイチョーと 呼ばれる 1匹と

ヘイと 呼ばれる 5匹で ひとつ。

ヘイチョーの 命令は 絶対。

 

 

え、各々に名前付いてんの?

 

流石にびっくりしました。各々がポケモンであるのに6匹で1匹のポケモンとか抜かしてやがります。僕はそういうのは2人で1人の仮面ライダーしか許してません。だったらナゲキの説明文だって

センポウと 呼ばれる 1匹と

ジホウと 呼ばれる 1匹と

チュウケンと 呼ばれる 1匹と

フクショウと 呼ばれる 1匹と

タイショウと 呼ばれる 1匹で ひとつ。

とかでもいいわけじゃないですか。 なんでこうならなかったのか甚だ疑問です。

 

話は逸れますが、6匹が縦に並んで1匹のポケモンって不思議のダンジョンとかでどうなっちゃうんですかね?タイレーツ4匹構成とかにしたら縦にポケモンが24匹並んで画面がうるさそうじゃないですか?ダンジョン系列は救助隊で止まってるのでこれ以上は言いませんが、ぬいぐるみとかアニメでの動きとかも気になりますね。

 

最後に、タイレーツ可愛いですね。僕は旅パに入れて可愛がってました。めっちゃ可愛いのでオススメです。少なくともナゲキよりは可愛いと思います。

 

 

 

それではまた。 

 

 

キリン

あけましておめでとうございます、つるあしです。

 

遂に2020年になりました。個人的には平成が終わってない感じがあり新年を祝うに祝えません。まぁ、どんなミラクルも起き放題な年になればいいかなと思っています。こちらの方は今年もゆるく続けていきますのでよろしくお願いいたします。

 

さて、軽く挨拶を済ませましたが今回は下ネタ記事です。苦手な方やタイトルで嫌な予感がしている人とはここでお別れになります。またいつか会いましょう。

 

念のため某アニメの某メールくらい改行を挟んでおきます。急に処刑用BGMが流れたりはしないのでご安心ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事の始まりはいつかの飲みの席でのとある人の発言でした。

 

 

 

「つるあし君、キリンでシコれる?」

 

 

 

「は?」

 

 

 

いや、実際「は?」と返したかは定かではないですが、そう思ったのは確かですし今でもそう思っています。非常に難解な日本語であり読解力が試されるネイティブの発言です。日本語とは奥深い言語ですね。ではわかりやすくこの文章を紐解いていきましょう。

 

まず冒頭の「つるあし君」とは僕の事です。いわゆる呼びかけですね。”つるあし”という固有名詞に”君”という軽い敬称が付いています。発言主は先輩であるため、後輩である私に対してのこの敬称は適切であると言えます。

次に「キリン」ですがどうやらここでは哺乳綱偶蹄目キリン科キリン属に分類される偶蹄類の事を指すようです。英語ではGiraffe。地上で最も背の高い動物とされ、長い首が特徴の動物です。調べると、高い位置の頭に血を送るために血圧が高いという珍しい性質を持つようです。

最後の「シコれる」ですが、これは一種のスラングで元の形は”シコる”です。これは主に男性の自慰行為を指します。陰茎を扱く時の擬音である”シコシコ”を動詞化したものとされ、一般的に”シコ”はカタカナで表記します。今回は”シコる”の可能動詞の疑問形ですので、可能かどうかを問われているということになりそうです。

 

以上を踏まえたうえでわかりやすく言い換えると以下のようになります。

 

 

 

「つるあし君はキリンを性的対象と捉えてそれをもとに自慰行為に及ぶことは可能ですか?」

 

 

 

いや意味不明じゃね???????

 

不可能です。ありがとうございました。

 

 

残念ながらその時僕がどう返答したのかは思い出すことができませんでしたが、先輩が続けて「俺、オカズがキリンしかなかったらキリンでヌけると思うんだよね」と言ったのは覚えています。それを皮切りに特殊オカズ談義がなされ、僕は意気揚々とドアノブとトロピウスでシコった闇の歴史を暴露しました。まぁ僕の話はどうでもいいんですが。

その飲み会が終わってから半年の間、僕の頭にはずっとこの問いが引っかかっていました。散々性癖オフが開きたいと言っておきながら、果たして自分はショタとふたなりに甘んじてて良いのかと。数々のシチュエーションを吟味してきた者としてこれは挑戦をしなければならない課題ではないのかと。

 

そして、僕は意を決して、遂にキリンでシコることを覚悟したのです。

 

 

レギュレーションとしては

・キリン(動物)の写真のみでシコる。

・他の要素によって射精してはならない。

としました。一見、下の条件は不要なように思われますが、キリンの画像を眼前に構えつつ他の妄想によって自慰をする可能性や、キリンを無視し無心でシコることでの射精を考慮すると必要な条件であると思いました。

 

さて、こうして今ブログを書いている僕は既にキリンを経験済みの僕となっているわけですので、ここにその感想と結果を記したいと思います。

 

 

まず、懸念したのは「キリン」で画像検索をかけたときに動物のキリンがどれくらいでてくるのかという点です。同名の会社や霊獣がいるため検索によってはキリン(動物)が出てこないんじゃないかと不安になりました。気になる方は今お手持ちのスマートフォンやPCで「キリン(カタカナである事が大事)」と画像検索してみてください。

 

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めっちゃ普通に出てきます。

これが今日のオカズかぁ~~~~よりどりみどりだぜ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!

 

書いてて泣きそうになりました。僕はとんでもない事をしているんだと心から思わされたと同時に、もう普通の生活はできないんだと思い知らされる羽目になりました。

 

しばらくシコっていたのですが、ふと冷静になってしまいました。コイツのどこに性的興奮を覚えればいいんだ?

始めは顔に着目しました。しかし、この愛らしく見慣れた顔のどこにもヌける要素がありませんでした。そもそも僕にケモノ属性はないのでキリンの長いまつ毛や可愛らしい耳やふわふわした角に性的に興奮をしません。かなり難易度の高いミッションであると再確認をした次第です。

ならばと思い次に目を付けたのは後ろ脚です。人間の太ももに興奮するんだから動物のケツでもイケるはずだという考えです。実際、この筋肉的な曲線美は素晴らしく、ある程度は満足できました。しかし決め手に欠けておりなかなか射精をすることができません。俺はこの程度の人間だったのか。先輩の余裕そうな顔が脳内にチラつきました。悔しすぎる、こんなところで負けてたまるものか。

 

そんなこんなで悶々としている最中、無心で画像を漁っていると、遂に見つけてしまったのです。お察しの通り、禁じ手、キリンの交尾画像です。より正確に言うとキリンのちんちんです。

僕はもう一度レギュレーションを確認しました。これはキリンの写真だよな…。これでシコっても反則じゃない…。これはセーフ、セーフなんだ…。

今思うと完全にアウトです、人間的に。

いや、人間的かどうかはさておいても、これはアウトだと自分でも思っていました。それは、この課題の目的が「性的でない対象物に性的価値を見出すこと」であるからです。動物の交尾など性的対象物に他なりません。レギュレーションに加えておくべきでした、反省しています。

しかし、もう手は止まりません。千載一遇のチャンス、この地獄を抜け出せる唯一の突破口を自ら塞ぐ馬鹿はいない、そう思い一心不乱に扱き倒します。白抜きなんかされていない、もはやモザイクすらないキリンの一物に私は釘付けになっていました。読者諸君には申し訳ないですが、僕ももう書いてて辛いです。なんで年明け一発目からこんな気持ち悪い記事書いてるんだ俺は。

 

 

そして、気が付くと、僕は、キリン経験者のトロフィーを獲得していました。

 

 

感想としては敗北感が強いです。これはキリンでヌいたことによるものではなく、キリンのちんちんでヌいてしまったことが起因しています。ちんちん見たらそりゃシコれるでしょ*1という気持ちが強いため負けてしまったという思いです。やはり先輩にはまだまだ及びませんね。性癖オフを開くことができたらこの辺の話を詳しく聞いてみたいと思います。

 

 

最後にいい感じのキリンの画像を貼って終わりたいと思います。お付き合いいただきありがとうございました。もう二度とやりません。

 

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*1:筆者は特別な訓練を受けています

どうでもいい話

はじめに

この記事はポケモン最新作のネタバレを含みませんが、プレイしているとより記事を楽しめますし、なんでこんな記事書いているのかがわかるかと思います。余裕があれば先にプレイしておくことをお勧めします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タマタマというポケモンをご存じですか?

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コイツです。

タマが6つ集まったポケモンです。これで1つのポケモンなのです。図鑑説明によると6つで安定しており、1つだけ離すなどはできないらしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナゲキというポケモンをご存じですか?

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コイツです。

見るからに柔道をモチーフにしています。ぶんるいもじゅうどうポケモンです。まあポケモンの世界にはオリンピックがあるくらいですから柔道もあるでしょう。余談ですが対になるポケモンダゲキというのがいて、そちらは空手をモチーフにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ナゲキの図鑑説明にこういうのがあります。

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自分よりも 体の 大きな 相手を 投げたくなる 習性。

決まって 5匹で 群れを 作る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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なぜナゲキはこういうポケモンにならなかった??

 

 

タマタマの図鑑には「6ぴきで1にんまえのポケモン」という説明があります。ということはあいつらも1つ1つがポケモンとして認識をされているということでしょう。

ならナゲキはなぜ個々がポケモンになってしまったのか。絵面がキモいからか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。読者の皆様にはお礼に3分で作ったナゲキBB素材を差し上げます。

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使用例

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バトルグラウンドの話

こんばんは、つるあしです。

 

先日、ハースストーン内にて新ゲームモード「バトルグラウンド」が解放されました。オープンβは11月12日からとなりますが、次弾のバンドルを買うと早期プレイができるのでこの機会にぜひ購入されてみてはいかがでしょうか。

 

さて、このバトルグラウンドですが、ハッキリ言ってめちゃめちゃ面白いです

最初はよくわからんまま相手と殴り殴られを繰り返していたのですが、戦いを重ねていくうちに(これ、カードゲームではないな…?)ということに気が付きました。僕が思うにこれはハースストーンのカードを用いた一種の戦略型ボードゲームです。なんというか麻雀に近いと勝手に思っています(僕はあんまり麻雀得意じゃないです)。

今回はレート5000を超えた記念として感想とプレイングを少しまとめたいなと思い筆をとりました。基本的なルールにつきましては公式サイトの方を確認していただきたいと思います。

playhearthstone.com

 

 

このゲームをやる上で大事な点はヒーローの選択アップグレードのタイミング盤面の並べ方の3つだと思います。順番にそれぞれ見ていきましょう。

 

ヒーローの選択

バトルグラウンドはヒーローを選択するところから始まりますが、この段階ですでに勝てるか勝てないかが決まります。当たり前のことですが弱いヒーローを選んだら弱いです。以下に個人的にプレイ、対面してみた各ヒーローの評価を4段階で表したいと思いますので参考にしていただければと思います。評価基準は以下のようにします。

S:ヒーローパワーが非常に強く、上位を狙いやすい

A:ヒーローパワーが強く、強力な編成の手助けになる

B:ヒーローパワーは弱くないが、使いどころが難しい

C:ヒーローパワーが弱く、運用するのが厳しい

基本的に常動型ヒーローパワーはコインを消費しないので強いです。逆にコインを3枚も4枚も使わなければいけないのは、終盤トリプルを揃えにいかなくてはならないときに使えないことを指しますので弱いと思っています。その代わり、盤面が完成して暇になった時には無類の強さを発揮します。これも当たり前のことですが、コインを割かない方が基本的には強いです

 

 

A.F.ケイ 評価:A

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最初の2ターンは動けないが、3ターン目からはグレード3と4のミニオンを1体ずつ発見できます。これ滅茶苦茶強いです。

確かに2ターン動けないので5ダメージくらい受けることになりますが、グレード3と4のミニオンをひっぱってくる事ができるので、ほとんどデメリットになりません。特に発見で持ってこれるのが強く、片方のピックに合わせて相性のいいようにもう片方をピックすることができます。そこから盤面を完成に持っていくことができれば楽に勝利までつきすすむことができるでしょう。

 

キュレーター 評価:A

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常動型のヒーローパワーで、全ての種族をもつ1/1のミニオンを所持した状態で始めます。

一見地味なヒロパですが、全ての種族を持つミニオンは全てのバフを受けることができるため強化し続ければ終盤には文字通り悪夢の融合体が完成します。特に超電磁と毒々フィンとの相性が良く、主に聖なる盾と猛毒を持っていることが多いです。星2である悪夢の融合体をわざわざ取りにいかなくてもよくなる点も推しポイントです。

 

キング・ムクラ 評価:B

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獣を売るとノーコストで+1/+1できるいつものバナナを手札に加えます。

1ターン目に野良猫を買っておいて後々虎猫を売るムーブは強く、序盤はステータスで相手を押さえつけられるでしょう。ただ、終盤の押しにバナナを使うと考えると少し物足りなく、かつ条件が多少厳しいので狙ってバナナを取りに行く必要はありません。常動型なので「発動したらラッキー」くらいに考えておくとよいと思います。

 

シャダウォック 評価:C

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ヒロパを使うと雄叫びが2倍になります。クエストシャーマンみたいな性能で一見強そうですがバトルグラウンドではあまり強さを発揮できないと思います。

このルールにおける雄叫びミニオンは基本的に特定の種族ミニオンへのバフになります。そのため、悪夢の融合体を握っていない限りほとんど雄叫び2倍の恩恵を得ることができません。加えて終盤は盤面が必要なミニオンで埋まってしまい、雄叫びミニオンを出すことができない状況が多々あります。序盤にこそ強力ですが、コイン2枚を消費しなくてはならないのでトリプルも揃えにいきにくいと思います。個人的にあまり取りたくないヒーローです。

 

ジャイアントフィン 評価:C

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マーロックの魂が1コインで使えるようになっています。こちらも通常なら有効そうですがバトルグラウンドの戦い方的にあまり強いものではありません。というのも獣、メカ、悪魔、マーロックの種族のうち、最も戦いにくいのがマーロックだからです。

マーロックは序盤の戦隊長の火力と終盤のメガサウルスによる適応が強みの種族です。しかし、メガサウルスは星6であり出すのがかなり大変で、中盤の押しが弱いとあっという間に体力がなくなり負けてしまいます。加えて他の種族で戦う際、ネズミ軍団や自己増殖メナスなどの断末魔の邪魔になってしまうため、ヒーローパワーが要らない事になります。マーロックで戦う覚悟があるなら選んでもいいかもしれません。

 

ダンシング・ダリル 評価:B

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ミニオンを売るとランダムにバフをかける常動型ヒーローパワーです。

弱くも強くもないヒーローです。酒場全体が対象なので、ミニオンを売った時自分のミニオンにバフがかからない事もあります。グレードが低い時には対象が少ないので一応自身のミニオンバフがかかりやすくなります。雄叫びミニオンを多用しミニオンを売りまくることでヒロパの恩恵を十分に受けることができますが、無理に狙いにいくよりおまけ程度に考えるのが良いでしょう。

 

ネズミの王 評価:A

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特定の種族のミニオンを取ると+1/+2でバフがかかります。選ばれる種族は毎ターン変わります。序盤、中盤、終盤において隙のないヒロパです。

選ばれる種族はランダムですが、確定でバフが入るのが強く、特に悪夢の融合体はいつとっても強化されるので序盤から猛威を奮います。超電磁ミニオンはバフも付与されるのでメカ強化されるタイミングでマジウザ・オ・モジュールなどが取れると強力です。

 

ネファリアン 評価:S

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ミニオン全体に1ダメージを与えます。一見弱そうな効果ですが、終盤が特に強いヒーローです。

バトルグラウンド終盤ではメカや融合体による聖なる盾が大きな障害となります。ヒロパを押すだけでそれら全てを剥がすことができるため最高評価のSにしました。序盤の弱さはありますが、ヒロパを押さずに他の行動をすれば良いだけなので、実質弱いところのないヒーローです。これを選択しておけばまず間違いなくレートをあげることができるでしょう。

 

バーテンド・トロン 評価:A

バーテン手腕

酒場グレードのコストが1減ります。地味な効果で直接盤面には干渉できませんが、グレードアップが大事なこのゲームにおいてはかなり強い能力になります。

グレードは最大で6なので実質5枚分のコインを得て開始しているのと同じになります。後述しますが、このゲームは先にグレードを上げた方が圧倒的に有利です。その点においてはこのヒーローは他を圧倒する強さを見せます。ただし、グレードを上げることを優先して盤面をおろそかにするとすぐに負けてしまうので気を付けましょう。

 

パッチウァーク 評価:A

ひとつなぎのツギハギ

「パッチウァークと遊ぼう!」のパッチウァークです。HPが他のヒーローより20多いのが特徴です。

20というのは終盤におけるダメージ1回分相当ですので、粘り強く戦うことができます。また、体力を削りながら強化していく悪魔種族との相性が良く、瀕死状態ならアニヒランのバトルマスターの雄叫びで50もの体力を獲得することができます。序盤は雑に殴られても問題ありませんが、終盤は他のヒーローと同じく慎重に戦うのが得策です。

 

ピュートリサイド教授 評価:C

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左端のミニオンの攻撃力を10上げることができます。めちゃくちゃパワフルなヒロパですが、現環境では刺さらないと言っていいでしょう。

先にも書きましたが、終盤は聖なる盾が蔓延ります。基本的に挑発ミニオンに聖なる盾が付いているので、一番最初に殴るミニオンの攻撃力が高くても無効化されることがほとんどです。洞窟ヒドラなどの横にもダメージが入るミニオンや、アニヒランのバトルマスターなどの高体力のミニオンに付与するのがベストです。ザップ・スライウィックの攻撃力を上げ、相手の盤面を壊しに行くのも手ではあります。いずれにせよ盤面に残りいやすいミニオンの攻撃力を上げるのが得策です。

 

ピラマッド 評価:C

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ランダムに体力を+2できるヒロパを持ちます。このランダムというのが弱いポイントです。

終盤の攻撃力は10を超えることが多く、さらには猛毒持ちミニオンが出現します。体力を増やせるのは強いですが、それもランダムとなると流石に使い勝手が悪いです。ヒーロー選択時に出てきても他のを選んだ方が賢明だと思います。

 

ミリフィセント・マナストーム 評価:S

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メカミニオンが+1/+1された状態で酒場に現れます。シンプルですが最強格のヒーローです。

ジャンクロボのおかげでメカ種族は現在のバトルグラウンドにおいてトップクラスの強さを誇ります。ただでさえ強いメカミニオンを更に強くできるこのヒーローはまさに最強と言えるでしょう。メカを取るだけでほぼ確実に4位以内に残ることができます。間違いなく選択したいヒーローナンバーワンです。

 

リッチのバズィアル 評価:C

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体力を3削る代わりにコインを1枚獲得します。コインは手元に残すことができ、いつでも使うことができます。

体力を3減らさなくてはならないのが痛いポイントです。バトルグラウンドは体力が大切なゲームです。雑に体力を減らすことは容易に負けることに繋がります。ただし、マルガニスが取れた時だけは毎ターン1枚ずつコインを稼ぐことが可能になるため、選んだ場合は最初から悪魔編成を狙うようにすることをお勧めします。

 

リッチキング 評価:B

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ヒロパを使うことで右端のミニオンに蘇りを付与できます。一番大事なミニオンをより大事にできる能力を持ちます。

活躍できるのは主に断末魔ミニオンや強力な能力持ちミニオンです。特に母熊に蘇りを付けられるのが非常に強く、安心感が格段に上がります。逆に、屍肉食いのハイエナやジャンクロボ等の育っていくミニオンには蘇りを付与しても強くはならないので、盤面の並びには気を付けるようにしましょう。

 

ロード・ジャラクサス 評価:B

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悪魔に+1/+1バフを付与することができます。毎ターン使用出来ればかなり強力なヒロパですがコストの3コインというのがネックになります。

バフはこのゲームにおいてはかなり重要な意味を持つのでヒーローパワー自体は弱いわけではありません。特に悪魔編成は終盤のスタッツが非常に高く強い構築なので、ジャラクサスを選んだら悪魔で染めるのが確実でしょう。コストが高いのが難点ではありますが、積極的にヒロパが押せればかなり強力です。終盤に余るコインをヒロパに回すなど工夫して立ち回ることで十分に勝利を目指すことができます。

 

ワグトグル女王 評価:C

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全属性それぞれ1体ずつに体力+1を付与できます。実は一見して弱いと感じてしまったため選んだことがありません、おそらく弱いです。

先ほどのピラマッドと同じく、体力のみのバフですが、こちらは属性の指定があるので上手く編成すれば確定でバフすることができます。しかし、混成構築はかなり難易度が高く、同じ種族でそろえた場合、ピラマッドの下位互換になってしまうため強さを感じることがあまりありません。悪夢の融合体を4体くらい並べられるなら強いんじゃないでしょうか。選ぶ理由のないヒーローであると思います。

 

偉大なるアカザムザラク 評価:B

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秘策を発見して使用することができます。バトル中発動しなかった秘策は次回以降に引き継がれます。発見されるのは基本的にミニオンに攻撃したときに発動するもののみです。無いとは思って検証したらなんとアイスブロックが出てきてびっくりしました。中には闘技場専用で実装された「救済の手」もありました。

弱くはないですが、発動が一度切りというのが難しいところです。アイスブロックは取れると強いですが、それ以外の秘策は相手がランダムに殴ってくるので発動させるのが難しいです。マナが余ったら使う程度でよいと思います。

 

商大公ガリーウィックス 評価:A

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余ったコインを1枚取っておくことができます。計画的に使うとかなり強力なヒロパです。

バーテンド・トロンは安くなるためあらかじめコインを抱えているという表現をしましたが、こちらは本当にコインを貯めることができます。酒場のグレードアップはもちろんミニオンの雇用にも使えるため、ここぞというときに使えるとかなり強い能力です。早々にグレードを上げて相手を圧倒したい人にはお勧めかもしれません。

 

地獄のジョージ 評価:B

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ミニオンに聖なる盾を付与することができます。シンプルゆえに強い効果ですが、こちらもいかんせんコストが高すぎるため評価を低くしています。

聖なる盾はこのルールにおいては非常に強い効果です。挑発ミニオンや右端の大事なミニオンに付けると効果的です。早々に盤面を強く構築できれば、余ったコインで聖なる盾を付けることができるため、序盤はヒーローパワーの事を忘れて強い構築を組むことに専念するのが良いでしょう。

 

希望の終焉ヨグ=サロン 評価:A

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ランダムでミニオンを雇用し+1/+1を付与します。通常の雇用が3コインなのに対し、こちらは2コインで雇用することができます。

特に序盤に使うのが強く、酒場にミニオンが多く並んでいない状態で使えば高確率で欲しいミニオンを取ることができます。また、余ったコインでミニオンを手札に貯蔵し次のターン以降売ることで、疑似的な貯金にもなります。序盤からヒロパを押し続けるだけでバフが乗ったミニオンを抱えることができるため盤面も強くなり、制圧が楽になります。見かけによらずしっかり戦える良いヒロパです。

 

海賊パッチーズ 評価:C

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ランダムな相手2体に3ダメージ与えられます。弱いです。

一応終盤の聖なる盾に対抗できますが、ランダムなので当たらないと意味がありません。火力もラグナロスの下位互換です。序盤負けないようにするくらいしかヒロパの意義がありません。基本的に取らなくて良いヒーローだと思います。

 

炎の王ラグナロス 評価:B

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ランダムな相手2体に8ダメージ与えられます。2体に当たるのでヒロパが「虫けらども!」になっています。

こちらはそこそこ火力があるので終盤に使っても腐りません。相手の育っていない母熊やジャンクロボに当たるのが理想です。やはり対象を選べない上に聖なる盾持ちに当たるとダメージが入らないので評価はやや低めです。

 

無限のトキ 評価:S

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ヒロパを使うと酒場のミニオンを入れ替え、最後に出てくるミニオンのグレードは1つ高いものが確定で選ばれるというものです。この”確定でグレードが1つ高い”ミニオンが出てくるのがクソ強いです。

序盤から強いミニオンを並べることができますし、なによりグレード5で使うと確実に星6のミニオンが出てくるのが犯罪的に強いです。星6のミニオンは9種類しかおらず、トリプルにすると強い母熊やガストコイラーを取れる確率を格段に上げることができるので終盤の押しも強い、夢のようなヒーローです。これを選択しておけば基本的にレートが下がることはないでしょう。

 

 

以上の評価を図にまとめると以下のようになります。

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8人中、Sが1~2人、Aが5~6人、B、Cが1~2人のイメージです。はじめにどのヒーローが出場しているかをしっかり確認しておきましょう。

 

アップグレードのタイミング

先にも書きましたが、このゲームで大事なのは酒場のアップグレードです。理由は簡単、星が多いミニオンの方が強いからです。ならさっさとアップグレードした方がいいのかというとそうではありません。ここで大事になるのは相手の行動です。

バトルグラウンドでは左側で相手プレイヤーが何をしたのかが簡易に見ることができます。以下にエモートを除く相手の行動を書いておきます。

 

横に突き出ているヒーロー:次に戦うプレイヤーです。基本的にこのプレイヤーの動きをよく見ておきましょう。

炎のマーク:連勝したことを表します。このマークが多い方が勢いに乗っている危険なプレイヤーということになります。

カードが重なったマーク:トリプルを揃えた事を示します。これが見えたらよりグレードの高いミニオンを抱えていることになるため気を付けましょう。

星のマーク:酒場をグレードアップしたことを指します。序盤にこのマークが見えたらミニオンにコインを割いていないことになるのでこちらも酒場をグレードアップすることをお勧めします。

 

さて、アップグレードのタイミングは主に3つあります。

1つ目は序盤の他プレイヤーがアップグレードしているときです。これは上にも書きましたが、ミニオンを取らずにアップグレードをしていることになるのでこちらも悠長にアップグレードをしても良いという発想です。

2つ目はトリプルを揃えたとき、または揃えられるようになったときです。特にグレード5でトリプルの報酬を貰うと星6のミニオンを発見することになり、大きなアドバンテージを得ることができます。トリプルを揃えられそうだけどアップグレードができないようなときは1ターン待つのも手ではあります。

3つ目は中盤に盤面が整ったときです。ハイエナやソウル・ジャグラーなどシナジーが十分に揃った場合、基本的に殴り負けることがないため、ミニオンを取るよりグレードアップをした方が有用ということです。実際、素早く母熊やヴォイドロードを取りにいった方が強いので、相手に勝てるくらい盤面が整ったと感じたら速攻でグレード6を目指した方が良いでしょう。

 

盤面の並べ方

最後に気を付けなければならない事ですが、これはなんとなくわかると思います。麻雀で言うところの役みたいなもので、基本的に一色に揃えた方が強いです。それぞれの種族にどういった特徴があるのかさらっと紹介します。

 

獣:星6の母熊が非常に強く、基本的にこれを取ることを目指します。その過程でハイエナやネズミ軍団をトリプルにしつつ、群れのリーダーや巨狼ゴルドリンを並べていくとスムーズに勝てるようになるでしょう。

悪魔:特殊なバフはないものの、星1の憤怒の織屋や星5のアニヒランのバトルマスターのスタッツが非常に高く、純粋に殴り合う構築が強いです。ただし、猛毒ミニオンを据えられると苦戦を強いられるので聖なる盾等で対抗したいところです。

メカ:間違いなく環境トップの種族です。ジャンクロボが最強と言ってもいいほど強く、続いて聖なる盾を複数回取得できるコバルトの守護者、殴られると挑発を吐く警備ローバーなど強いミニオンがそろい踏みしています。中盤ジャンクロボが取れてからメカ染めに切り替えても間に合うほどの制圧力があり、これで統一しておけば負けることはほとんどありません。

マーロック:戦隊長による攻撃バフが強く、序盤は活躍できる種族ですが、終盤メガザウルスが取れないと強化が厳しいうえ、終盤まで生き残るほどの強さはありません。バフが雄叫び程度しかなく、相乗効果を狙いにくいので狙いにいかなくてもいいと思います。

 

さて、並べ方についてですが、次の相手の対策をした並べ方をするのが一番です。例えば「次の相手はネファリアンだから、コバルトの守護者はなるべく右に置いて聖なる盾を獲得しよう」などです。どのミニオンがいつ死ぬかを考えながら配置することは非常に大切で、断末魔がいつ発動するか、相手に洞窟ヒドラはいるかなどをしっかり意識してミニオンを配置するようにすれば勝てるようになるはずです。特に序盤からライバルそれぞれの染め手をチェックしておくとより勝利が近づくでしょう。

 

 

長々書いてしまいましたが所詮はランキングにも乗らないような一プレイヤーの主観ですので信用しすぎるのはオススメしません。しかし、この記事があなたのバトルグラウンドのレートを上げる手助けになれば幸いです。ここまでのお付き合いいただきありがとうございました。

デッキ備忘録:紫水の毒+α

こんばんは、つるあしです。


3日間に及ぶ学祭が無事終了しました。めとぽけのブースにご来場してくださった方々、本当にありがとうございました。特にカードのティーチングは大盛況で、ここまでカード人口が増加したのかと驚かされました。

 


さて、学祭では毎年(ただし初年度は除く)"接待"と称して一風変わったデッキを握ることにしており、今回もおもしろデッキを組みました。折角ですので学祭で使用したデッキを備忘録に残しておこうかと思います。

 

前回の学祭デッキはこちら。

tsuruashi.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

その前に、

ヤルカ!ポケカ!(DP) Part3

 

実は今年もDPレギュができるオタクが遊びに来たので、スタンダードデッキとハーフデッキを2個用意して遊んでいました。個別のカード紹介は省きますが、気になる方はデッキコードの方からカード詳細を見てください。また、現代ポケカにしか興味のない方は全く為にならないことが書いてあるので読み飛ばしてください。

 

関連記事はこちら。

tsuruashi.hatenablog.com

 

 

【スタンダードレシピⅠ:ジバコイルヒードラン yM33SE-PJbmJy-MXMpMM】

 

筆者が小学生のころから使っているデッキ。当時特別流行っていたわけではないですが、自分で考えて組んだデッキだったため思い入れがとても強いです。

ジバコイルLv.Xのワザ「サイバーショック」でトラッシュされるエネルギーを、ヒードランLv.Xのポケパワー「ねっぷう」で回収することにより、毎ターンノーコストで80ダメージ与え相手をマヒにすることができます。陰キャです。ポケモンのサーチとトランスに加え逃げるエネルギー無視まで搭載された隙のないデッキになっています。ただ、サポートの構成として縦引きカードを摘まなかったため、トレーナーのカードを引くのに苦労しました。ベンチがキツい構成なのでネンドールを置く枠がありません。ポケドロアー+やアンノーンRを積んで圧縮するのはアリだと思いました。

 

 

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【スタンダードレシピⅡ:だいえんじょう JxcxDx-MKB2FU-44x8JK】

 

高火力ワザを速攻で放つ猿の姿はまさに陽キャ。殿堂ポイントは19ポイントです(このポイントは基本的に高い方が強いぞ!)。

先ほどとはうってかわってこちらは縦引きを意識したデッキです。厚めに積んであるネンドールを主なドロソとし、速攻でゴウカザルを立てにいきます。ポケパワー「かえんのまい」を使い、コインが表なら山札から炎エネルギーを4枚、自分の場のポケモンに好きなように付けられるので序盤から高火力で殴りにいけます、アホか。山札を圧縮することに長けており、かつ「だいえんじょう」で山札が枯れない夢のようなデッキです。また、中身がわかりやすいデッキなので「はじめてデッキよりティーチングに向いている」という評価もいただきました。

 

 

【ハーフレシピⅠ:バシャーモバシャーモ VV5VFV-lTfHJ0-dFwvV1】

 

通称バシャバシャ、当時も使っていて懐かしかったので組みました。

ポケパワー「バーニングブレス」で相手のバトルポケモンをやけどにすればジェットシュートの打点が120に跳ね上がるため、先行2ターン目から2進化ポケモンを倒しに行くことができます。実際、当時のトップメタであるゲンガーカイリキーを破壊できたので満足でした。ヤミラミを後ろに下げるためのアンノーンQと、アカギの策略からサーチにつなげるためのSPレーダーは入れてもいいと思いました。プレイングが問われるデッキであり、デッキ自体もまだまだ改良の余地があると思います。

 

 

【ハーフレシピⅡ:ライブラリアウト JxcxDx-MKB2FU-44x8JK】

 

ハーフの醍醐味、デッキ破壊。DPのLOは破れた時空があるせいでより破壊的になっています。レシピはネットで拾ったDP4までのドサイドンLOにDPtのカードを入れて改造したものになっています。

基本的にドローはユクシーで行い、ドサイドンを立てにいくことを目指します。破れた時空があれば一瞬で相手の山札を3枚削れ、スーパーポケモン回収で回収すればさらに山札を薄くすることができます。また、トラッシュにあるスーパーポケモン回収はルリリのワザ「おとどけ」で拾うことができるので、序盤はユクシーアグノムを繰り返し使うのに割いても大丈夫です。アブソルG Lv.Xのポケパワー「やみにおくる」は3回コインを投げ、表の数だけ相手の山札の上からロストゾーンに送ることができます。アブソルGは死に出しやワープポイントでレベルアップさせることができます。ポケターンがあればさらに山札を掘れるので、かなり前のめりにLOを狙いにいくことができます。「マイのおねがい」は対象が1種類しかないときは確定で持ってくることができるので上手く活用するとかなり強いカードです。クイックボールはあたりはずれがあるので正直ダークボールでもよいと思いました。回しているとかなり楽しく中毒性があるので、興味があれば是非一度お試しください。

 

ゲートボールと称して持ち込んだDPデッキでしたが、思いのほかウケがよく楽しかったです。また機会があればどこかでやりたいと思います。

 

 

本題

さて、今回の学祭デッキではコイツを使うことにしました。

 

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誰?とか言わないでください。オルタージェネシスに収録されたドラミドロです。

目を引くのは上ワザ「どくばいよう」。どくのダメージが100になれば折り返しで200、ターンを返せば300とTAGTEAMも滅びる高火力を押し付けることができます。強い!

ただし、注意しなくてはならないのがその効果です。「どくならダメカンを10個乗せる」でも「ダメカンが10個乗るどくにする」わけでもありません。「どくならそのどくのダメカンを10個にする」です。つまりは相手のバトルポケモンが元々どくになっていないと決まりません。弱い。

SM環境で能動的にどくにできるのはワザを除くとそう多くはありません。特性に絞ると5種類しかなく、そのほとんどが場に出した時に使える効果です。ただでさえドラミドロが1進化なのに他のポケモンを立てている余裕があるのか怪しいですし、ベンチの枠も足りなくなります。初期案はウツロイドGXとサカキの追放を採用していたのですが、だったらキョウの罠でいいじゃんということに気が付きました。また、継続的にどくにするために満を持してダストアイランドを使うことにしました。以下デッキレシピになります。

 

 

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デッキコード【5VfVVd-kelDKZ-FVvVwV】

(なんかデッキコードにギザギザが多いな…)

 

ポケモン 15枚

ドラミドロ-クズモー

メインアタッカー(?)なので4-4。クズモーは1ターン目にセッティングを使うことを考慮して逃げ1のSM6クズモーを採用した。ワザでどくにできた方が強いが、このデッキは基本的にどくばいよう以外のワザを使わないようにしているのでこれでよかったと思う。

 

ウツロイド

締めで大活躍するポケモンだが、なぜか初手でバトル場に出ていても腐らず、相手のバトルポケモンをどくにできるのが偉い。逃げ1なのも推しポイント。

 

ジラーチ

キョウの罠を使うと他のサポートが使えない(マチスは入っていないので)ためドロソとして必要だった。グズマ&ハラでエスケープボードを持ってくることができるが、なぜかいっつもどくバリを持たせられている悲しいポケモン。ユニットエネルギーが入っているのでビンタが打てる。

 

オドリドリGX

縦引きドロソ。どくバリで殴られることが多いためかなり活躍した。どくばいようが1エネで打てるため、大抵暇なときにエネルギーを付けてワザを打てるようにしておいている。何度ダブル無色エネルギーを採用しようとしたかわからない。

 

アブソル-バリヤード

ダストアイランドを効率的に発動させる駒。アセロラを言われる機会が少なかったためバリヤードはあまり輝かなかった。アブソルがサイドに落ちてキツイ試合が多々あったため、アブソルを2枚入れてユニットをレインボーに変えダブル無色エネルギーを入れてもいいかもしれない。

 

ゴンべ

このデッキのMVP。「番返す時にきぜつする時に暇だしごちそうサーチ使うか」くらいのノリで入れたらめちゃくちゃ働いたポケモン逃げるために必要なエネルギーが0なので相手のアブソルに屈しない足代わりにもなった。ベイビィ系のポケモンは前から使いたかったのでこの機会に使えてよかった。

 

グッズ 19枚

ミステリートレジャー-ネストボール

セッティングがあるのでネストボールの数は減らしたが、ジラーチが呼べないので不便だった。3-3でもいいかもしれない。またはジラーチが超ポケモンになれ。

 

どくバリ-エスケープボード-Uターンボード

グズマ&ハラがあるので呼びやすかった。Uターンボードは1枚あると安心するので採用したが、実際エスケープボードでもいいかもしれない。ちなみにどくばいようした後にどくバリ持ちのポケモンを殴られるとどくが上書きされるので、気を付けてプレイしないとマヌケで負ける。

 

リーリエのピッピ人形

壁役。番を返したら相手がきぜつするときにバトル場に出しておきたい。一応ポケモンなのでどくバリを付けることができる。きぜつするとオドリドリの特性も使えるのであって困らないカードだった。

 

リセットスタンプ

キョウの罠を使いこんらんにした後、返し札が困るので2枚採用した。ゴンべで回収することがままある。

 

カウンターキャッチャー

グズマを使ってしまうとどくが直り、なおかつどくにできないので採用した。HP100以下のポケモンを呼んでキョウの罠でどくにしてどくばいようを使えばサイドを取ることができる、大変だけど。

 

フィールドブロアー

相手のボードを剥がすカード。Uターンボードの使いまわしもできる。

 

レスキュータンカ

1進化ポケモンデッキだが、4-4で採用されているので1枚に落ち着いた。2枚は多い。

 

ともだちてちょう

登録されている友達はキョウしかいません。キョウの罠を山札に返しましょう。

 

サポート 13枚

リーリエ

言わずもがな必要なドロソ。「たむけのまい」を連発するので終盤は腐るが、初動が爆発的に強いので4枚採用した。

 

オーキド博士のセッティング

1ターン目からたねポケモンを素早く並べられるカード。基本的にジラーチ、アブソルを並べることになる。アブソルを置くデッキに対してはゴンベを添えることで対策になる。

 

グズマ&ハラ

スタジアム、どうぐ、特殊エネルギーと必要パーツが全て揃うサポート。序盤〜中盤

に使えるとかなり回しやすくなる。正直2枚だと引けないが、3枚だと多い気がする。

 

キョウの罠

サブアタッカー、コイツがいないと何も始まらない。セットでついてくるこんらんが偉く、リセットスタンプからキョウの罠でワンチャンを生み出すことができる。始めは日和って3枚しか入れていなかったが、どくにできないと勝てないので4枚採用した。欠点はサポ権を失うこと。どくさいみん光線が使えるならそっちでいいです。

 

スタジアム 3枚

ダストアイランド

前からずっと気になっていたカード。効果を翻訳すると「逃げればどくは回復する」と書いてある。とはいえあると無いとでは圧倒的にパワーが違うので4枚欲しかったが枠がなかった。ごちそうサーチで戻しましょう(ごちそう探してゴミ溜め漁ってるの"深い")。

 

エネルギー 10枚

ユニットエネルギー

レインボーエネルギーとの択。先にも書いたがダブル無色エネルギーを採用しないならこっちでいい。実際、ドラミドロにダメカン1個乗ったところで確定数は変わらないだろうし。枚数的には基本エネルギーと合わせてこれで適切だと感じた。

 

 

序盤はジラーチでサーチ、ドラミドロが立ったらダストアイランドを張りキョウの罠を使ってどくばいようをします。ここで、HPが200以内なら返しできぜつするのでもう1体の準備を欠かさずに、TAGTEAM相手にはどくバリ持ちの贄を用意しましょう。終盤は相手のサイドが2枚になったらウツロイドで殴れないかを確認して立ち回ります。また、好きな時にカウンターキャッチャーを拾えるように山札を薄くしたり、ごちそうサーチを使うタイミングなどを計る必要があり、かなりプレイングを要求されるデッキであると感じました。

大体わかるとは思いますが基本的に非GXデッキはサイドレース的に不利です、ってか無理です。TAG相手でも勝てない場合があるので接待には向いているかもしれません。あとキョウの罠が刺さらない相手には勝てません。僕はキバゴに詰まされかけました

 

 

あっという間に終わってしまった学祭ですが、次回は2020年11月1日~3日に行われる予定ですのでお時間があれば是非ブースの方に遊びに行ってください。僕も多分行きます。

最後になりますが、学祭でお世話になった皆様、本当にありがとうございました。

 

 

それではまた。

 

 

 

ジャッジのおしごと:なぜ番は終わるのか

こんばんは、つるあしです。

いきなり私事ではありますが先日、公式のジャッジ試験を受け、見事合格したため正式に公認ジャッジとなりました。まだまだ至らぬ点もありますが、ひとまず公式に認められたということで嬉しい一方で、これからは1人のジャッジとしてポケカに向き合うことになった緊張感もあり、相手のポケモンがきのみを食べることができなくなりました。そんなわけで今後ともよろしくお願いします。

 

さて、せっかくジャッジ資格を取ったのに何もしない日々を過ごすのもアレなので、これからは「ジャッジのおしごと」として個人的に気になった(あるいは人に求められた)裁定について個人的な見解をちょこちょこ書いていこうかなと思います(実はもっと前から書きたかったんですが、資格も取っていないのにデカい顔するのが怖くて書いてませんでした)。

第1回となる今回はSM11に収録されているナマケロのワザ「なまけごえ」イーブイの特性「エナジーしんか」の裁定について書こうと思います。

 

 

事の発端はTwitterで見かけた「なまけごえ」と「エナジーしんか」における質問の公式回答について、どういう処理をしているのか知りたいと頼まれたからです。『「なまけごえ」を受けたイーブイが「エナジーしんか」で進化したら番は終わらないのでは?』という内容でしたが公式の回答は『番は終わります』でした。問題のツイートはここには挙げませんが、どうやら直感的な理解と回答とのギャップが気持ち悪いとのことです。一応納得のいく回答を導き出せたので今回記事を書くことにしました。

まずは「なまけごえ」について見ていきましょう。

 

 

「なまけごえ」について

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なまけごえ

次の相手の番、このワザを受けたポケモンに、相手が手札からエネルギーをつけたなら、相手の番は終わる。

 

今までにあまり例を見ない珍妙なテキストです。そのため、Q&Aにも範例が見当たらず、裁定の判断が難しくなっています。これはジャッジ資格を取る取らないに関わらず言える事ですが、気になった裁定は速攻公式にお問合せしましょう。今日はこれだけ覚えて帰っても構いません。別にお金がかかるわけではありませんし、問い合わせすることで公式から目を付けられるわけでもありません(よほどのことがない限りは)。聞き得なのでガンガン質問しましょう。特に自分が使うカードの裁定は一通り答えられるようにしておくと大会でもスムーズに進行できるかと思います。ポケカライフを豊かにするためにもさまざまな裁定について調べておくとよいでしょう。以上、余談でした。

ご存じとは思いますが一応イーブイのほうも挙げておきます。

 

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エナジーしんか

自分の番に、自分の手札から基本エネルギーをこのポケモンにつけたとき、1回使える。つけたエネルギーと同じタイプの、このポケモンから進化するカードを、自分の山札から1枚選び、このポケモンにのせて進化させる。そして山札を切る。

 

 

そもそも効果はどこにかかるのか?

今回の想定は『「なまけごえ」を受けたイーブイが「エナジーしんか」で進化したら、イーブイにかかっている効果は消えるから番は終わらないのでは?』というものですが、そもそも「なまけごえ」の効果はどこにかかっているのでしょうか?イーブイにかかっていないなら進化しても番が終わるのは納得がいきますよね。というわけでいくつか候補を出しました。

仮説1. ポケモンにかかっている説

「なまけごえ」のテキストに「このワザを受けたポケモンに」とあるのでポケモンにかかっているのではないか?というもの。まさしく今回の議題の想定です。

仮説2. ポケモンとプレイヤーにかかっている説

同様に「相手が手札からエネルギーをつけたなら」ともあるのでプレイヤーにもかかっているのでは?というもの。ポケモンにかかる効果が消えてもプレイヤーに効果がかかっているから番が終わるのではないか、という発想ですね。

仮説3. 番にかかっている説

かなり斬新な説です。番にかかった効果はどうしようもないから「なまけごえ」が働くというロジックでしょう。初めて聞いたときは度肝を抜かれました。

 

~検証~

とりあえず公式Q&Aを覗くと、「きとうし」により効果の解除ができ、ガラガラの特性「ようじんぼう」により防ぐことが出来ないようです。また、ビーダルの特性「てんねん」では防げるようなので、ポケモンまたはプレイヤーにかかる効果であり、プレイヤーにかかる効果ではないが、ポケモンにかかる効果であるため、結論としてこれは仮説1ということでいいでしょう。正直、番にまでかかっているかどうかは検証のしようがありませんが、今回は上記の理論で導き出されたものを想定するとします。

 

 

効果の発生と対象

 長い前置きになりましたが本題に入ります。

イーブイに手札から基本エネルギーを付けた時には特性「エナジーしんか」を使用する権利とワザ「なまけごえ」の効果が同時に発生します。これはいずれも発動するタイミングが”手札からエネルギーをつけたとき”だからです。同時に複数の効果が発生する場合、どちらの処理を先に行うかは対象となるカードの持ち主が決めることが出来ます。この場合はイーブイの持ち主であるプレイヤーがどちらを先に行うかを決めます。

ここで「エナジーしんか」を先に処理した場合、進化することによって「なまけごえ」の効果が消えると思っている方がいらっしゃるかと思いますが、実は違います。手札からエネルギーを付けた時にすでに「なまけごえ」の効果は発生しているため、「エナジーしんか」の処理を終えた後に「なまけごえ」の処理を行い、番が終わります。

 

ここであえて紛らわしい例を挙げておきます。以下はイーブイカメックスポッチャマGXに関する公式のQ&Aです。

Q. 自分のカメックス&ポッチャマGXのワザ「スプラッシュメーカー」の効果で、特性「エナジーしんか」を持つイーブイに水エネルギーをつけた場合、特性「エナジーしんか」の効果で進化させるのと、ワザ「スプラッシュメーカー」によってHPを回復するのとでは、どちらを先におこないますか?
A. イーブイの持ち主が、えらぶことができます。イーブイの特性「エナジーしんか」を先に使ってイーブイを進化させた場合、カメックス&ポッチャマGXのワザ「スプラッシュメーカー」の効果でHPを回復させることはできません。

 この場合においては進化を行うとワザの効果を得ることが出来ません。これは一体どういうことでしょうか。

タネ明かしをすると、これはワザの対象が違います。「スプラッシュメーカー」について見てみましょう。

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スプラッシュメーカー

のぞむなら、自分の手札にある水エネルギーを3枚まで、自分のポケモンに好きなようにつける。その後、つけたポケモンHPを、それぞれつけた枚数×50ダメージぶん回復する。

 

効果の発生は先程と同様に同時なので、どちらを先に処理するかを選ぶことができます。先に「エナジーしんか」を行い、イーブイを進化をさせて処理を終えると、「スプラッシュメーカー」の処理に移るわけですが、HPを回復させる対象は”エネルギーをつけたポケモンなのでイーブイということになります。しかし、イーブイすでに進化しているので対象となるポケモンが場にいないことになり、回復をせずに効果の処理を終えます。これがHPを回復できないカラクリの正体だと考えます。ここで重要なのは”進化をしたから効果が消えた”わけではないということです。ここの認識を誤っているから「なまけごえ」の裁定に違和感を覚えるのだと思います。

 

再び本題に戻りましょう。「なまけごえ」の効果は”ワザを受けたポケモンに手札からエネルギーをつけたとき番が終わる”というものでした。処理の対象は”番”なので先の例とは異なり、ワザの効果を受けたポケモンの存在の有無に関わらず番が終わります。仮説3で”番”の存在が挙げられていましたが、目の付け所は合っていたのかもしれません。

 

流れをまとめると以下のようになります。

  1. イーブイが「なまけごえ」を受ける
  2. イーブイにエネルギーを付けると「エナジーしんか」と「なまけごえ」が同時に誘発する(処理の順番は選ぶことができ、ここでは「エナジーしんか」を先に処理する)
  3. エナジーしんか」の処理を行い、イーブイを進化させる
  4. その後、「なまけごえ」の処理を行い、番を終える

 

 いかがでしたでしょうか。日本語力が不自由なので拙い説明となりましたが、少しでも理解していただけたなら幸いです。公式から詳しい裁定をいただいたわけではありませんが、おそらくこれが正しいのではないかと考えます。何か論理の穴や不備がございましたらお申し付けください。

 

 

次の更新はいつになるかわかりません。真面目なの記事を書くのか、それとも「真面目」なお話をするのか、どうなるかはわかりませんがどうかこれからも温かい目で見守っていただけるとありがたいです。

 

 

それではまた。

 

 

EPC ポケカ選手権 ミニテストの振り返り

こんばんは、つるあしです。

 

6月23日に開催されたEPC ポケカ選手権にて、サイドイベント担当をさせていただきました。今回はそちらの方で行われたミニテストの問題の作成意図などをちょこっと紹介したいと思います。

 

問題PDF

https://drive.google.com/open?id=1hMgqkWlU9ZWzAEQgy1Vq2z00j3VdruuC

解答PDF

https://drive.google.com/open?id=13x1x1ILWVuBE2via4RT6tUvommBEKjtf

 

 

問題1

ルールと知識を問う問題を半々くらいで入れました。四択問題だったので難易度はそれほど上げていないつもりです。各3点で10問あるのでできればここで点数を稼いでほしいところでした。

 

(1) 以下の選択肢のうち、最新の拡張パックの名称として正しいものを選べ。
A:スカイレジェンド B:ジージーエンド C:ダブルブレイズ D:ミラクルツイン

 手始めに超基本的な問題を出しました。お通しと言ってもいいかもしれません。取っつきやすいように最初には簡単な問題を置きました。

 

(2) 以下の選択肢のうち、ワザ「たいあたり」を持つポケモンとして誤っているものを選べ。
A:アリゲイツ B:モココ C:ポポッコ D:ハガネール

 「スカイレジェンド」にて新しく登場したシステムである”Zクリスタル”のうち、「ノーマルZ たいあたり」に着目した問題です。皆さん一度は気になって調べたことがあると思い出題させていただきました。正解はBでたいあたりを持っているのはメリープであるという問題でした。

実は本戦出場者のデッキにノーマルZを採用したデッキがありました。対象は選択肢中のポケモンではありませんでしたが、クイズの影響もあり個人的にとても印象的でした。

 

(3) サン&ムーン プロモカードパックの最新弾は第9弾である。以下の選択肢のうち、第9弾に収録されているものとして誤っているものを選べ。
A:ププリン B:バスラオ C:テラキオン D:マケンカニ

ジムバトルに挑戦している人に向けた問題でした。テラキオンはBOX購入キャンペーンのカードだったので、察しのいい人には解けたかもしれません。ちなみに、バスラオはイラストがあかすじのバスラオになっているだけで、カードテキストはミラクルツインに収録されているものと同じです。

 

(4) 以下の選択肢のうち、最もカードの種類が多いポケモンとして正しいものを選べ。
A:ニャビー B:オドリドリ C:ヒドイデ D:ヤトウモリ

知識問題。選択肢のポケモンはサンムーン初出のポケモンで固めました。ニャビーは収録数もさることながら、それぞれのカードテキストがかぶっていないため結果的に種類が多くなっていました。自分で調べながらかなり勉強になった問題でした。

 

(5) 以下の選択肢のうち、「ミュウツーHR争奪戦」にゲストとして紹介されている人物として誤っているものを選べ。
A:梅原 大吾 B:古張 裕紀 C:原根 健太 D:藤井 猛

たまにはカード以外の部分も、と思い作りました。イベントまで目を向けているかが問われる問題です。正解であるBの古張裕紀選手はPJCSにて配信卓で配信されていたので、わかる人も多いかと思い選択肢に入れました。

 

(6) 以下の選択肢を「上級プレイヤー用ルールガイド ver2.2」におけるダメージ計算の手順通りに正しく並べ替え【?】内を埋めたとき、3番目に来るものとして正しいものを選べ。
ワザのダメージの計算→【 ? 】→最終的なダメージ
A:弱点の計算
B:抵抗力の計算
C:ダメージを与えるポケモンが受けている効果
D:ダメージを受けるポケモンが受けている効果

ルールに関する問題。問題文をよく読み落ち着いて答えればわかると思います。ジャッジ試験が近いためルール問題は何問か入れようと思いました。基礎であるダメージ計算の手順は是非正解していただきたい問題です。

 

(7) 特性「くちないつるぎ」をもつ自分のギルガルドが、特性「ロストアウト」をもつ相手のバンギラスGXからワザのダメージを受けてきぜつした。特性の処理に関して、以下の選択肢のうち正しいものを選べ。
A:ギルガルドはロストゾーンに置かれる
B:ギルガルドは手札にもどる
C:どちらの特性を先に処理するか自分が選ぶことができる 
D:どちらの特性を先に処理するか相手が選ぶことができる

特性の処理に関するルールの問題。せっかくなので新弾のカードに関する問題を作りたいと思い、この問題を採用しました。余談ですがこの問題を作るにあたってギルガルドに興味を覚えてしまい、デッキを組む羽目になりました。この話は後程デッキ備忘録で書きたいと思います。

 

(8) 以下の選択肢のうち、自分のポケモンのワザでお互いのバトルポケモンがきぜつしたとき、自分が勝利する条件として正しいものを選べ。
A、自分はサイドを取りきったが、自分はバトル場に出せるポケモンはいない
B、自分はサイドを取りきったが、お互いにバトル場に出せるポケモンはいない
C、お互いにサイドを取りきったが、お互いにバトル場に出せるポケモンはいない
D、お互いにサイドを取りきれず、お互いにバトル場に出せるポケモンもいない(サイドの枚数は自分の方が少ない)

 個人的に気に入っている勝敗に関する問題です。引き分けの裁定は公式の大会でも重要な部分ではあるので入れました。おそらく競技人生で一度は経験すると思いますのでしっかり勉強しておきましょう。

 

(9) ポケモンチェックにて、相手のバトルポケモンがどく、自分のバトルポケモンがやけど
で、それぞれ特殊状態のダメージできぜつした。お互いにサイドを取りきるとき、以下の選択肢のうち正しいものを選べ。
A:特殊状態はどく→やけどの順番で処理するので、自分が先にサイドを取りきり勝利する
B:次の番を行うプレイヤーから先にサイドを取るので、そのプレイヤーが先にサイドを取りきり勝利する
C:前の番を行っていたプレイヤーから先にサイドを取るので、そのプレイヤーが先にサイドを取りきり勝利する
D:サイドを取る処理が終わったとき、お互いにサイドを取り切っているので、ベンチからバトルポケモンを出せるプレイヤーが勝利する

 こちらも勝敗の問題です。多少ルールを齧っていると選択肢にある”間違ってはいない”情報に惑わされるかなと思い、この選択肢にしました。細かい裁定まで見落とさないようにしていただきたいです。

 

(10) 以下の選択肢のうち、ヤレユータンのワザ「けんじゃのといかけ」の効果として正しいものを選べ。
A:自分の手札からポケモンを1枚、ウラにして置く。その後、相手はそのポケモンのタイプを答える。そのカードをオモテにして、正解なら、相手は山札を4枚引く。不正解なら、自分は山札を4枚引く。そして置いたカードを手札にもどす。
B:コインを1枚、相手プレイヤーに見せないように、バトル場の横におき、手でかくす。その後、相手プレイヤーは、そのコインがオモテかウラか答える。不正解なら、相手に50ダメージ。正解なら、自分に弱点・抵抗力に関係なく、20ダメージ。
C:自分の手札からポケモンを1枚選び、そのポケモンが持っているワザの名前を相手に伝えてから、ウラにして置く。相手はそのポケモンの名前を答える。ウラにしたポケモンをオモテにして、正解なら、相手は山札を4枚引く。不正解なら、自分は山札を4枚引く。その後、置いたカードを自分の手札にもどす。
D自分の手札からポケモンを1枚選び、名前を相手に伝えてから、ウラにして置く。その後、相手はそのポケモンの「高さ」を答える。そのカードをオモテにして、正解なら、相手は山札を3枚引く。不正解なら、自分は山札を3枚引く。そして置いたカードを手札にもどす。(「高さ」が書かれていないポケモンは選べない。)

お遊び(のつもり)問題。正解以外の選択肢のテキストは実際にあるカードから抜粋しています。サンムーンレギュレーションから始めたほとんどの方はAかCの選択肢しか見たことがないと思うので実質二択問題だなーと思いながら作ってました。

 

 

問題2

主にルールに関する問題です。それぞれのテキストを覚えている必要もあり、知識問題としての役割も果たしています。そのおかげで二択問題ではありましたが正答率はそれほど良くなかった印象があります。

 

(1) 特性「サイキックゾーン」がはたらいているジラーチGXが場にいるとき、自分のマッシブーンGXが相手の超ポケモンからワザのダメージを受ける場合、弱点の計算はおこなわない。

ジラーチGXのテキストが公表されてからかなり話題になっていた”どのポケモンの弱点の計算をしないのか”という問題です。しっかり裁定を確認した方には難しくない問題だったかと思います。

 

(2) 前の相手の番、相手のジュナイパーGXの特性「フェザーアロー」の効果で、自分のサイキックメモリのついたシルヴァディGXがきぜつした場合、次の自分の番にサポート「マツバ」を使うことができる。

マツバのテキストに関する問題。ポイントは”ワザのダメージ以外できぜつしても使える”という点です。また、サイキックメモリを付けたシルヴァディが超タイプのポケモンとして扱われるかも問いています。テキストをしっかり覚えているかが主軸の問題です。

 

(3) 自分のベンチにポケモンがいない状態で、特性「ふえるうらみ」を持つ自分のバトル場のゴースがきぜつしたとき、山札からゴーストをベンチに出した場合、自分の負けにはならず、対戦を続けることができる。

こちらはルールに目を向けた問題です。きぜつと特性の処理の順番を問いています。ちなみに、山札からゴーストが出せないと当然ですが負けになります。

 

(4) 前の相手の番、相手のラティオスGXがGXワザ「クリアビジョンGX」を使った場合、次の自分の番に特性「ホーリーハート」を持つ自分のケルディオGXはGXワザ「かくごのつるぎGX」を使うことができる。

今回のテストにおける最大の刺客、解説は解答PDFからどうぞ。調べたときに目玉飛び出るほど驚いた記憶があります。かなり起きうるカードの組み合わせなので、わからない方はしっかり確認してほしいです。

この問題を作るにあたり、自分もテキストを流し見していることが発覚したのでしっかり勉強します。

 

(5) 自分のサイドの残り枚数が6枚のとき、ポケモンのどうぐ「ビーストブリンガー」をつけたアーゴヨンGXがワザ「ベノムシュート」で相手のベンチのカプ・テテフGXをきぜつさせた場合、取るサイドの枚数は3枚である。

テキストを覚えているかどうかの問題。一度使ったことのある人なら忘れることはないくらい弱い印象的なテキストなので作成しました。皆さんもベンチポケモンを倒してサイドを多く取っていく輩に屈しないようにしてください。

 

(6) 前の自分の番、自分のディアルガGXがGXワザ「タイムレスGX」を使い、次の自分の番に自分がサポート「きとうし」を使った場合、その効果で自分の番は終わる。

XYのカードが使用可能だった頃に「ポケモンレンジャー」で似たようなQ&Aがあったので、今回はサンムーンレギュレーションにアレンジして作りました。問題2の中でもギャグにベクトルを向けた問題として配置しました。

 

(7) 自分の山札が1枚のとき、サポート「ハプウ」を使うことはできない。

新弾のカードからルールに関する問題です。先の問題とうってかわって、現実的にあり得る問題なので解けてほしいところです。

 

(8) 相手の手札が1枚もないとき、サポート「ヨシダ警部補」を使うことはできない。

 一時期話題になっていた問題です。ヨシダ警部補のテキストを覚えている必要があり、多くの人が頭を悩ませていました。知識問題としては難しい方だと思います。

 

(9) サポート「マチスの作戦」を使った後、同じ番の中でサポート「グリーンの戦略」を使った場合、手札にある別のサポート「グリーンの戦略」を使うことはできない。

こちらも話題になっていた問題ですが、公式からの明確な回答が得られず、解説は個人的な考えとなっています。この状況を考えるにあたって「マチスの作戦を使った後にマチスの作戦を使えるか」という問題に差し替えようか迷いましたが、公式Q&Aに載っている問題の方が良いということでこちらの問題となりました。

 

(10) 場にスタジアム「ダストアイランド」が出ているとき、相手がグッズ「むしよけスプレー」を使い、どくになっている自分のバトルポケモンとベンチポケモンを入れ替えた場合、新しくバトル場に出たポケモンはどくになる。

 テキストを曖昧に覚えていると間違える問題です。ダストアイランドに関してはテキストを覚えていても裁定がわかりにくいカードなので間違えないようにしっかり公式の回答を確認しましょう。

 

問題3

記述式の問題が欲しいと思い、設けました。ワザのテキストは全て”相手のポケモンを気絶させる”で統一しました。普段から様々なカードに目を向けているかどうかが試される問題です。

特にSM初期のカード、非GXのカードの正答率が良くなかった気がします。また、満点阻止問題としてカイロスの問題を採用しましたが、見事にそこが答えられていない人が何人かいてよかったと思います。ただ、よく目にするポケモンのGXワザが書けてなかったり、ワザ名が間違っている人がいました。普段からワザを宣言することで覚えられると思いますので、しっかり覚えてほしいと思いました。

本来は完答で5点のみでしたが、試験版であまりにも点数が悪くなりそうだったので片方正解で2点としました。

 

 

今回のテストは60点を目指せるように作ったつもりでしたが、思いのほか難しい仕上がりとなってしまいました。しかし、実際に解いていただいた方からは称賛の声をいただいており、大変嬉しかったです。ちなみに、最高得点は82点でした。80点越えは確認する限り1人しか出していません。次回があればですが、次はもう少し難易度を調整して作成したいと思います。

最後に、テストを解いてくださった皆様、支えてくださった運営各位、本当にありがとうございました!